ScheduleReaderってなに?:Oracle Primavera P6のビューアー

株式会社キマドでは、MS ProjectのViewerであるSeavus Project Viewerの他に、Oracle Primavera P6のビューアーであるScheduleReaderも販売しています。ScheduleReaderの詳しい説明を先輩から受けていないので、また質問してみました。

 

以下、先輩との会話です。

ともねえ:先輩。Seavus Project Viewerについてこの前説明していただきましたが、ScheduleReaderについては、説明して頂いていないので教えて頂いてもいいですか?ScheduleReaderは、Oracle Primavera P6のビューアーとのことですが、Oracle Primavera P6って何ですか?

先輩:以前は Primavera って会社で販売されていたけど、Oracle に吸収されて、今 Oracle で販売している。

Microsoft Project と同様に PMBOK 準拠のウォーターフォール型のプロジェクトに向いているプロジェクト管理ツールだよ。

特に大規模なプロジェクト開発向けで、空港建設、プラント建設など大規模建設で事例が多い。ただし Microsoft Project と比べて価格が約 5倍~10 倍するかなり高価なプロジェクト管理ツールだね。

機能としては、大きな分類を伝えると、プロジェクトポートフォリオ分析、プロジェクトマネジメント、リソースマネジメントに渡る機能を備えている。価格が高いことがユーザーにとって導入障壁になっているといえるよ。つまり高機能だが、ツールとして高いので小規模プロジェクト(予算コストが低い)には向かないと言える。

ともねえ:そうなんですね。Microsoft Projectも高いなと思っていたのですけど。特に大きな企業でたくさん導入しないといけない場合は、かなり高額になりますよね。でもOracle Primavera P6は、MS Projectの5倍〜10倍ってかなり高いですね・・・。

先輩:それから大規模プロジェクトだから一つのプロジェクトに多数の企業が参画して、プロジェクトを実施している。

ということで、今までの相談事で多かったのが、元請け会社が Primavera P6 を使ってプロジェクト計画を作成していて、その計画を .XER ファイルで下請け会社に送付してくるってこと。下請け会社で担当する工事や範囲が少ないと、Primavera P6 のライセンスコストが高すぎるって悩んでいたよ。

そこで、Seavus 社が読み取り専用で、価格の安い ScheduleReader を開発し、日本語へのローカライズをうちが担当して、日本のお客様に提供し始めたってことさ。一昨年だったかな?

とりあえず、Primavera P6 で作成されている .XER ファイルを閲覧するために高額な Primavera P6 ライセンスを購入するのではなく、約 1/10 のコストで .XER ファイルを閲覧できるソフトウェアってこと。

わりと単純でしょ?

 

ともねえ:はい。よく分かりました。ありがとうございます!Oracle Primavera P6のように高額なソフトウェアの場合、使用用途が閲覧だけなのにわざわざそれを購入しないといけなかった企業にとってはScheduleReaderはもってこいのソフトウェアですね!でも、ScheduleReaderの存在を知らない企業が多いので、Oracle Primacvera P6のビューアーがあるっていうことを広めていかないといけないですね。

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